巨星墜つ

相倉久人が亡くなった。2015年7月8日。享年83歳だった。私にとっては「巨星墜つ」の心持ちだ。

まさに音楽の先生であった。いわゆる修業時代、店のFM放送から流れてきたMJQ(モダンジャズカルテット)の

「ジャンゴ」という曲(演奏)に魅入られジャズの世界へ。相倉久人と出会うこととなる。多大な影響を受け、それを「拠点」に大きく世界が広がっていった。

最大の衝撃、あの「山下洋輔トリオ」を知るキッカケもまたその人であった。2009年7月、日比谷の野音での「山下洋輔トリオ」結成40周年記念ライブでのMCぶりが今は懐かしい。私にとってそれが見納めとなった。

現場を軸に活動するオルガナイザー。もちろん、それだけではないが・・・・・。

ジャズの他にもロック、ポップス、歌謡曲と八面六臂の活躍はもうみられない。

遺作なった「されどスゥイング」 しみじみと読んでおります。